看護師の紹介会社を活用する方法

今の仕事に不満を抱えている方の中で、転職したいと思っている方も多くいらっしゃるかもしれません。

ただ、「休みの日くらいゆっくりしたい」「仕事が終わってからでは時間も気力もない」など、

実際に転職活動をするとなると、思っていた以上に困難であることが分かります。

「不満はあるけど、我慢しよう」と転職をあきらめてしまっている人もいるのではないでしょうか。



転職活動において、求人サイトを利用するのが最もポピュラーな手法なのですが。

求人案件の検索から比較、問い合わせ、面接日の決定、条件交渉など

いくつもの手順を進めていかなければなりません。

そこで、負担なく転職ができるように看護師の人材会社を上手く活用する方法を紹介したいと思います。

■看護師人材紹介会社の利用手順

1.会員登録をする



人材紹介会社を利用するにあたっては、まず最初に会員登録をしなければなりません。

多くの人材紹介サービスでは、サイト上で仮登録をしたあと、

来社、または電話を通しての面談の上、正式な会員登録となります。




2.相談および情報収集

会員登録が終わったら、転職を支援してくれるコンサルタントが配置されます。

彼らは希望の条件やキャリアプランに見合った求人案件を

自社の「非公開求人」から教えてくれるのです。


3.応募・面接日の調整



興味のある案件が見つかったら、さっそくコンサルタントに連絡です。

すぐに応募の手続きから面談の調整を行ってくれますので、

履歴書の書き方や身だしなみのチェックなども

コンサルタントと事前に話し合っておくのがベターです。


4.面接

ちょっと引っ込み思案な方には面接時にコンサルタントに同行してくれましょう。

彼らはプロですから、条件交渉も代わりにやってくれます。


5.採用

コンサルタントは定期的な状況確認や、採用後のアフタフォローも行ってくれる場合があるので、

確認しておくと安心です。




■看護師の人材紹介会社活用での注意点

人材紹介会社は、転職に必要なすべての手続きを代行してくれるコンサルタントの存在が最大の魅力です。

ただし、第三者を介して行う転職活動だからこそ注意したい点もあります。

ここでは、人材紹介会社の活用における注意点について解説します。



人材紹介サービスの魅力は、面倒なことをすべてコンサルタントがやってくれることでしょう。

しかし、すべてを任せてしまうからこそ、

注意しておきたい点がいくつかあります。


1.有料職業紹介許可番号の有無をチェック

職業安定法により、求職者に求人先を紹介したり、

雇用関係の成立を斡旋したりする際には、事前に厚生労働大臣の許可を得ることが義務づけられています。

この許可を得ると、許可番号が付与されます。



運営サイトや会社概要に許可番号が明記されているか確認し、

違法性がないか判断しましょう。



コンサルタントが仕事をするのには厚生労働大臣の許可を得ることが義務付けられています。

運営サイトに許可番号が記されているかは要確認です。


2.費用を請求してくる人材会社は要注意

求職者に対し、職業紹介事業者が職業紹介に係る手数料を請求することは、

職業安定法にて原則禁じられています。

紹介料を請求してくる会社なのはもってのほかなので、

相手にしなくてもいいのです。


3.信頼できるコンサルタントと関わること



自分の将来の仕事を委ねる相手には、当然信頼の置けるコンサルタントであってほしいもの。

強引に求人を勧めてきたり、応募を急がせたりとこちらが嫌な思いをするようなコンサルタントには

あまりかかわらない方が身のためかもしれません




4.自分の意思をしっかり持って転職に臨むこと



コンサルタントの方たちは、是非紹介した案件が成就し、

自分たちの利益になることを望んでいます。

正直なところ、あなたの将来なんてどうでもいいと思って

働いている方も中にはいます。

希望の条件と合わない案件に対しては勇気を出して断ることが大切です








5.転職活動のすべてをコンサルタント任せにしない

転職に必要な手続きを代行してくれるコンサルタントの存在は、

忙しい看護師にとって心強いものです。

それでも、この先、その職場で働くのはあなたなのですから、

自分の目ではっきり選ぶのも大切なことです。




6.人材紹介会社の一括登録は、登録した分だけ対応に追われる場合も

人材紹介サービスを利用すれば、簡単にたくさんの求人に巡り会えるのは魅力かもしれません。

ただし、二兎追うものは一兎をも得ず、数打てばあたるの気持ちでは

本当に自分にあった職場には辿り着けません。


7.スカウトサービスの利用は慎重に

スカウトサービスとは、あなたの個人情報を医療機関に教え、

医療機関側からオファーを待つものです。

大切な個人情報ですので、やみくもに利用するのは少し危険といえるでしょう