株は難しい

僅かな資金をつぎ込む弱小投資家にも、情け容赦なく株価下落、損失はやってきます。今年は2月に日銀のマイナス金利の導入あり、6月にはイギリスのブレグジットあり、この間はアメリカの大統領選と市場が大荒れした年でした。
その中でも日経平均はここへきて、トランプ相場の世界的株高の波に乗って、堅調に推移しており、年初に比べて値上がりで終わりそうです。途中波乱はあったものの帳尻があった格好です。
それでも私的には相場が乱高下した際、ばたばたと動いて結構な損失を出して残念な一年でした。
そんな荒れた一年の中で東芝の株価は力強い動きをしました。不正会計問題で売り込まれて今年2月には155円まで下げましたが、業績の回復に合わせて株価はV字回復、12月には475円を付けるに至りました。実に3倍もの上げで、仮に50万投資していたら150万円になっていました。
チャートを見るときれいな右肩上がりで、美しい軌跡を作っています。買っておけば良かったは後の祭り。ところがその東芝が米国の原発事業で数千億円の損失を出すと言うニュースが飛び込んで来て27日の株価は大きく下げました。
元々上昇して高値圏にあった株価は26日の終値443円が27日寄付きには371円と大幅に下落しました。不祥事、業績悪化から立ち直ったかに見えた株価は急落。あれあれと思っていたら直ぐに買いが入り株価は391円に上昇。本当に株は難しいと思うのです。