屋外が寂しくなる季節は家の中で色どりを楽しんで

次第に朝の冷え込みも厳しくなると共に街中の街路樹も本格的に色付き始め、晩秋から冬へと季節が変化している事を実感させられます。

屋外の自然は休眠のシーズンへと向かい寂しさが増してくるものですが、その一方私の自宅内では栽培していたミニカトレヤ達が次々とバルブの先から花芽を伸ばし始め、1年の努力が報われる最も楽しい時期を迎える事となります。

ミニカトレヤは普通の種類と比べて草丈も低く、また特に支柱を立てなくともスムーズに花芽を伸ばし咲いてくれるので管理は大変に楽。基本的に温湿度を適度に保ち、午前中の日照を確保してあげれば、後は特に手入れに神経質にならなくとも良いのです。

これらの種類は低温に強い上、花のカラーバリエーションが大変豊富なのが楽しいもの。しかも株のサイズからは想像出来ない程大きな花を咲かせますから、リビングや食卓、そして自室デスクに飾るにもピッタリなのです。

もう一つ、洋ラン特有のメリットがその香りの良さ。朝夕を中心にほんのりと漂う甘い香りは日頃のストレスを吹き飛ばし、うっとりとさせてくれます。また花持ち良く2ヶ月位は開花シーズンが続きますから、長期間存分にその色どりと香りが楽しめるのです。

外は極寒で家から出るのも億劫になる季節、ですが仕事や用事が終わり家路に着けるとあらば、その辛さは帰宅後に訪れる大きな癒しと楽しみへと変わってゆくのです。