一日の終わりは猫と過ごす

 仕事から帰って、ペットの猫と遊びました。去年、子猫の時に拾った子で、元々は野良だったせいか、かなりパワフル。壁紙は食いちぎるし、爪は切らせてくれないし、追いかけっこが大好きだから家中走り回ってもう大変です。餌の好みもうるさくて、飼い主の夕食がまだだっていうのに、帰宅直後にオヤツを巻き上げられました。
 最近は猫ブームのようで、YOUTUBEなんかに可愛い猫の動画が沢山あがってますよね。猫関連の雑誌もよく見かけます。実際に飼うまでは、動画や雑誌でみるような愛くるしい動物なのかと思っていました。だけど、うちの猫は眼光が鋭すぎるせいでしょう、見た目の愛らしさは皆無です。
 強面の猫にストーカーされながら食事を作って、ジロジロ監視されつつご飯をたべて、羽のおもちゃを振り回したり鬼ごっこしたりと猫守り(?)をしていると、ジムに行くより鍛えられる気がします。鬼軍曹というか、猫軍曹のしごきにあう新兵といった心境でしょうか。
 ペットを飼うのは大変です。子供の頃は文鳥を飼っていました。小鳥の飼育なら楽だなんてことはなく、ちゃんと世話をしようと思うと手がかかるのは変わりません。それでも、手のひらにおさまって心地よさそうにする文鳥に気持ちが温かくなったのは、大人になっても忘れられない思い出です。
 力一杯駆け回り、お腹いっぱい食べて、膝の上でゴロゴロ喉を鳴らす猫を撫でていると、仕事の疲れが吹き飛びます。どんなに世話が大変でも、それ以上に癒されます。一日の終わりにペットとまったり過ごすのは、まさに至福のひとときです。